枚方市40代男性 HIV(ヒト免疫不全ウイルス)感染症で障害厚生年金3級受給【障害年金の山口社会保険労務士事務所】
2021/10/22
枚方市在住 男性(40代)のお話。
「チラシを見て電話させてもらいました。10年以上前からHIV(ヒト免疫不全ウイルス)感染症で通院しています。4~5年前に障害年金の請求を自分でやろうとしたのですが、手続きの途中で分からなくてそのままになっています。」と電話のご相談をいただきました。
面談にて、障害年金制度の概要をお伝えし、手続きをご自身でどこまでされたのかなどをお聴きしました。
「最初に行ったA病院で初診日の証明をしてもらおうと思ったがカルテが残っておらず、その次に行ったB病院で証明を取ろうとしていたが、そのままになってしまった」という内容でした。
しかし、お話を詳しく伺うと、ご本人が最初に行った病院と仰っていたA病院より前に、症状が出て最初に行ったC病院がありました。
ご依頼を受け、症状が出て最初に行ったC病院で初診日の証明を取りましたが、HIV感染症の症状が出ていると判断できるのか微妙な記載内容でした。
C病院の次に行ったA病院はカルテがありませんでしたので、その次のB病院で証明を取りました。
すると、HIV感染症の症状についての詳しい記載がある上に、A病院からの紹介状も残っていました。A病院の紹介状には、A病院の初診日やC病院を受診されたことも記載されており、これらすべてを参考資料として提出することにしました。
また、C病院の初診日から1年6か月頃に医療機関を受診していることが分かりましたので、診断書を作成してもらい障害年金の請求をしました。
請求して約3か月後に障害厚生年金3級の支給決定がありました。初診日は症状が出て最初に行ったC病院の初診日が認められていました。
過去に遡った受給もでき、今回は、障害認定日(初診日から1年6か月経過した日)まで10年以上遡ることになりますが、時効の関係で5年分遡った受給ができました。初回振込み額は、約300万円でした。
「自分一人では手続きできなかったので、社労士さんに頼んで良かったです。」とのお言葉をいただきました。
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